文章題の立式ができない人向けー解き方を説明させて論理的思考アップ
みなさんこんにちは(^^)
スヤ(@vtyljbdn)です!
今日は、中学入試において算数の立式ができないお子さん向けの記事です。
文章題の立式ができるようになるまでの1つの親子のプロセスをご紹介します!
では行きましょう!
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千葉県の最難関中学に合格したSさんの例
千葉県の最難関中学校に合格した中学1年生のSさんは、中学受験において国語や理科、社会で苦労した事はありませんでした。
中でも苦手だったのは算数の文章題です。
昔から本が大好きだったせいか国語は大の得意でした。
そのため、算数の長い文章題でも問題文が求めることを読み取ることができました。
しかし、なかなか答えを導き出せない問題を抱えていました。
「問題がどんな答えを求めているかわかるのです。けれど、と言っているうちに、だんだんと式がそれてしまって、自分の出したい答えにたどり着けない問題がありました。」
速さの問題に例えてみます。
「分速60メートルで歩く子が300メートル進むのに何分かかるでしょう」
という問題ならば、公式に当てはめて300÷60=5分とわかるはずです。
しかし、
「分速60メートルで歩く子
と風速40メートルで歩く子
が600メートル離れた場所
から向かい合って同時に歩き
始めると、何分後に出会いますか」
というひねった問題になると、
まず、何をしたらいいのかお手上げになってしまう。
順序を追って筋道を立てて解くことができなかったのです。
父親の秀志さんは、当時のSさんをこう分析していました。
「どういう要素が必要かを考え、その要素をどう組み合わせて色を作るのか。そういった算数的な考えができていなかったのかなと思います。」
Sさんは、小学校4年生の夏休みから塾に入り、徐々に算数に対して苦手意識を持つようになりました。
思うように成績が上がらないSさんに母親の幸恵さんが手を貸そうとすると、反発し自分のやり方を主張しました。
しかし「無意識のうちに苦手なところをスルーしていた」と本人が振り返るようになり算数の成績は全く上がりませんでした。
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家族で算数対策チームが結成
5年生の終わりに塾のテストで「ひどい点」を取ったことで、ついにSさんの家では、算数対策チームが結成されました。
父親の秀志さんが「算数を教え」、母親の幸恵さんが「受験全般のスケジュールを管理する」というもので、
このチームプレイで算数の成績をジャンプアップさせました。
「子供には答えを教えるのではなく、答えを出す過程を説明するようにしていました。
私が解説した後に『本当にわかったの?』と何度も何度も聞いていました。
でも、1回ではわかっていないのですよ。だから、同じように問題を繰り返し説明しました。」(秀志さん)
小学生が解く問題とは言え、中学受験の算数は非常に難しいです。
秀志さんは質問にすぐ答えられないときには土曜日の夜中に予習をして、日曜日の昼間にSさんにリビングで解説をしていました。
塾では質問の時間が設けられていましたが、Sさんは、小学5年までは1度も質問したことがありませんでした。
しかし、6年生になってからは積極的に先生に質問しに行くようになったと言います。その変化にも秀志さんが関わっていました。
「私がいくら考えてもわからない問題が出てきたので、『塾の先生に聞いてきなさい。そして、後でお父さんにもわかるように説明してね』と娘に伝えたのです。」
それからは、Sさんは塾の先生に質問に行く時「これはお父さんにこう説明すればいいのかな」と頭で整理をするようになりました。
それでもうまくいかない時がありました。「なぜそうなるのか?」「ここはどうなるの?」と問われると、Sさんは式や図や表を書きながら解説するようになりました。
父への「プレゼン」を重ねるうちに「わからないと思ってから、父にもっていくまでの時間が長くなっていった」とSさんは振り返ります。
なぜわからないのかを、まず自分で整理する習慣がついたと言うことです。
6年生の前半の偏差値40代前後だったのが、10月ごろから成績を急上昇しました。偏差値は60代になりました。
「説明させることで、知識が自分のものになって、だんだんと自力で解けるようになったのです。6年生の最後のほうはほとんど教えてと言いに来なくなりました」(秀志さん)
親がただ一方的に説明するだけでなく、子供にも説明させてアウトプットをさせる。
アウトプットする(他人へ習ったことを教えるのが自分の記憶の定着になる最強のツール)ことが
親子の双方のやりとりの中で、Sさんの論理的思考が養われてことには間違いないと言えます!!
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このプロセスの解説
お父さんが本人に説明させるようにしたと言う事は大正解だと思います。
説明することで論理的思考力が身に付くのです。
国語が得意だと論理的思考力があると思いがちですが、
作者や登場人物の心情を読み取ったりする国語と、条件を見つけて答えを出す算数は求められるものは違います。
問題の中の条件を論理的に組み立てて色や頭形に表す、これが「算数」です。
というかことで、文章題が苦手なお子さんは既述ののような1つのプロセスですが、
参考になったのではないでしょうか!
親が一方的に教え込むのではなく、
むしろどんどん頭の中で整理したことを
子供がアウトプット(教えさせる)ことが
1番の近道と言えるでしょう!
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今日はこの辺で!
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